【知らなきゃ損】ウォリーの雑学

色んな雑学を発信しています。みなさんに楽しんでいただけたら幸いです。

史上最悪のノーベル賞の話

結論、エガス・モニス

エガスモニスとは、

1949年にノーベル生理学・医学賞

受賞した人物で、

授賞理由は

「精神病に対する

前頭葉白質切截術(ぜんとうようはくしつせっせつじゅつ)

治療的価値に関する発見」

です。


これだけ言われても

ピンと来ないかもしれませんが、

ロボトミー手術を確立した人物です。


ロボトミー手術は、

精神障害の治療法として、

別名「前頭葉白質切截術(ぜんとうようはくしつせっせつじゅつ

とも呼ばれています。


名前の通り、

大脳の前頭葉の一部分を

切断されるというもので、

想像するだけでゾクッとしますよね。


実際に手術法が確立された直後は、

一部の患者の精神障害

改善することもあったのですが、

それ以上にロボトミー手術による

副作用が相次ぐようになりました。


症状としては、

集中力を欠いて、

やる気がまったくなくなって

しまったりしまっていたそうです。


しかし当時はそれでも、

精神障害を治療する

画期的な方法として

世界に広がってしまったことが、

悲劇の始まりとも言えるでしょう。


ロボトミー手術を受けた人が、

元通りの仕事に復帰できなくなり、

人格が失われてしまったのです。


そんな背景もあり、

ロボトミー手術

残酷で非人道的なものとして、

世間から姿を消すようになりました。


残忍なロボトミー手術を表彰したのは、

ノーベル賞としては

失敗だったかもしれませんが、

モニス自身には他にも多くの実績があり、

ロボトミー手術も当初は画期的な研究のひとつだったのは確かです